沸騰地熱塾とは

岩手県八幡平市で、2017（平成29）年度から始まった取り組みです。毎年開催され2020（令和２）年度には、第４期沸騰地熱塾が開催されました。

八幡平市には、日本初の商業用地熱発電所である松川地熱発電所があります。松川地熱発電所は、1966（昭和 41）年 10月8日に稼働が開始され今日（2020年時点）まで現役です。また同市内には他にも松尾八幡平地熱発電所があります。八幡平市では、地熱発電所だけではなく地熱を活用した様々な事業・取り組みが行われていますが、地熱発電所が市街地から離れていることもあり、市民の認知度はあまり高くありません。

2016（平成28）年9月16 日に開催された「地熱シンポジウム in 八幡平」（独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構（JOGMEC）、八幡平市共催）の中で、若い世代を中心とした市民による「市民討論会」を行ったところ、「市民が地熱とその利用について知る場、沸騰地熱塾の設立してはどうか」という声があり、翌年から沸騰地熱塾が開始されました。